過去のスチームパンク・シリーズにおいて発表した多数のアペンドシナリオ及びファンクラブ用シナリオなど全9編を
男女フルボイスにて収録


更に、完全新規書き下ろしシナリオに、FC会報で掲載した人気長編小説「ザントゥの深緑」などを原作とした
書き下ろしの外伝シナリオを合計7編収録!(ファンクラブ会員ですと更にシナリオ1編を追加DL可能!)
※8/10追記:本日よりFC会員専用ページにて追加シナリオデータをダウンロード可能となっております!(動作にはSFF本体が必要です)

通常作品1本ぶんの音声量を誇る脅威の大容量ファンディスクです。

特別付録として、スチームパンクシリーズ第6弾(近日情報公開予定)の先行ティザー・ムービーを収録。
このムービーのためだけに音声も新規収録済み!



以下の店舗、およびコミックマーケット82会場、ファンクラブ通販でお買い求めいただきますと、桜井光書き下ろしのショートノベルペーパーをお付けいたします!
▼ショートノベルペーパー概要
げっちゅ屋さま 「ウルメンシュの魂」
「ウルメンシュの整備の様子を見たいんですって。見学させてあげて?」
「この船にいる碩学はお前だけだ、レヴィ。よろしく頼むぞ」
「仲良くしてね、三人とも」
「特にクセルには怪我をさせるなよ」
 コニーとカルベルティにこうも言われてはまさか断る訳にもいかない!
 いやいや元より断るつもりなどない。ないとも。ないよ?
 レヴィ少年は、アスルとクセルを飛空艇ウルメンシュの機関室へ案内する。けれどもそこに、どこから入り込んだのか小さな黒い塊が現れて、
どういう理屈なのか、そいつは船の機関(エンジン)の一部にぽっかりと穴を開けてしまって──
 西暦1907年。『蒼天のセレナリア』『白光のヴァルーシア』を題材とした一篇。

シーガルさま 「石の匂い」
 異形都市インガノック下層第8層、第22公園区域。
 踏み入れる者に牙剥く歪んだ木々の充ちる公園区域にて。
 荒事屋(ランナー)の黒猫、アティは一体の幻想生物(モンスター)と相対する。今夜の獲物。今夜の仕事(ビズ)。
公園を所有する個人企業グランヴィル経済社からの秘匿依頼、すなわち特殊な幻想生物一体の駆除。
今夜の間だけでも既にふたつのチームが挑み、敗れた。死んだ。硬く硬く固まって、それから、粉々に砕け散って。
 獲物の名はコカトリス。
 死呼ぶ嘴。
 石化の妖物。
 都市歴10年。『赫炎のインガノック』を題材とした一篇。

ステラワースさま 「ジャガーと猫」
「なあおい。猫とジャガーはどう違うんだ?」
「何もかもが違う! ラッキー・ルチアーノ、哀れなほどに莫迦な男め!」
「似たようなもんだニャア」
「貴様ッ……」
 NY地下世界。外区、紫影の空の下のいずこか。
 外区を一望できる高層建築の屋上で、帽子男とジャガーと猫が言葉を交わす。猫もジャガーも似たようなものじゃないか。
いいや違う。そもそも、ジャガーは森の死の神であって猫などと同じではない。そんなことないニャア。
猫もジャガーもおんなじおんなじ、四つ足でニャアしてニャアして、ニャアでしょ?
「違う。断じて違う!」
 西暦1907年。『紫影のソナーニル』を題材とした一篇。

ソフマップさま 「新型機関人間の工程、及び黒の王に対する考察」
 かつて万能の人と呼ばれた碩学がいる。
 レオナルド・ダ・ヴィンチ。碩学のイコンとさえ称される稀代の大碩学である。
 彼は今、新型の機関人間(エンジン・ヒューマン)を製作していた。正しくは、完全機関人形(メガダイン)である。
機関人間とは本来、人間を機関機械で組み上げる人体置換体、改造人間であるからには、完全に一から作り上げるならばそれは人形と呼ぶべきであろうけれども、
彼はしかし作り上げる対象をそうは呼ばなかった。
 製作機体名はセバスチャン・M。
 黒の世界の狭間で消失した機関人間《モラン》のデータを埋め込んだ後継機であり、同時に新型機でもあった──
 西暦1907年。『漆黒のシャルノス』『白光のヴァルーシア』を題材とした一篇。

トレーダーさま 「碩学式飛空艇における浴室の考察」
 湖岸都市セラニアンから脱出したメアリ・クラリッサ・クリスティの姿は、今、碩学式飛空艇クセルクセスの中にあった。
飛行船に乗った経験はあったものの、碩学式の飛行艇というのは初めてだったから、リッツ・ロンドンのスイートもかくやという豪奢な造りのキャビンにはただただ驚くばかり。
揺れも殆ど感じない。大きな窓が並ぶ廊下、機能性に優れた先進的な厨房(排気システムもよくできている)、大食堂、幾つもの客間──
 何よりもメアリを驚かせたのは、やはり、浴室の存在だった。
「これは……」
 ──見たことのない様式。形式。
 ──どうやって入るの、これ?
 西暦1907年。『漆黒のシャルノス』を題材とした一篇。

メディオ!さま 「皇帝剣術とヴィドック卿の発展理論」
 ──剣を使うひとだったなんて。
 ──まるで、中世の騎士物語から抜け出てきたかのよう。
 碩学式飛空艇クセルクセスで移動するメアリが出会った一組のカップル。剣を提げた彼と、女性飛空艇乗りの彼女。
コニーという彼女が紹介してくれた通り、彼は確かに、この二〇世紀の現代にあっても剣を提げたまさしく剣士のひとだった。
「やっぱり西享のひとから見ても変なのよ、カル。剣だなんて」
「皇帝剣術の修得は誉れだ。変であるものか」
「いいえ、おふたりとも。あたし、変だなんて少しも思っていません──」
 ふたりと話しているうちにメアリはひとつのことに思い至る。
 西暦1907年。『漆黒のシャルノス』『蒼天のセレナリア』を題材とした一幕。

メロンブックスさま 「リリィと黒い玉」
「あれ。なにさ、きみ。いつからそこにいたの?」
「リリィ。何と話しているんだい」
「ほら、A、ちっちゃい黒いのが……あ、窓から出ちゃった!」
「屋根の上へ登ったようだね」
 Aの言う通り、リリィが見付けた黒い塊──小さな黒い玉のようなものはするすると窓から外に出て、一輌だけの地下鉄の上まで登ってしまったようだった。
これは、久しぶりに屋根の上に登るチャンスかもしれない?
「いけないよ。リリィ」
「まだ何も言ってないもん」
 西暦1908年。『紫影のソナーニル』『白光のヴァルーシア』を題材とした一幕。

●コミックマーケット82ライアー企業ブース 「仔猫と黒猫」
 また、あの仔猫を見掛けた。
 第9層暗闇通り。文字通りに暗い路地、暗い街。機関街灯の出力がどう弄ってみても上がらない、炎の明かりさえも薄ぼんやりとなる昼も夜も暗がりばかりの街で、
荒事屋の黒猫が、またもあの仔猫を見つけられたのは、きっと、黒猫もまた猫であるからだった。猫の瞳。
低光量視野を有する瞳は容易に、路地の隙間を流れる用水路の側道できょろきょろする仔猫の姿を捉えていた。
「……まーた、いた。きみ、こないだの仔猫ちゃんだよね」
「ニャア」
「静かに。見付かったら喰われるさね。あのでっかい《目玉》に」
 都市歴10年。『赫炎のインガノック』『紫影のソナーニル』を題材とした一篇。

●ファンクラブ通販 「西インド会社定期報告書第二○○三五九号」
「リリィ」
「……」
「リリィ」
「……しばらくAとは口きいてあげない」
   ◆
「メアリ、どうしたの。大丈夫、また右瞳の……」
「ううん。いいえ、大丈夫よ。なんでもないの。ちょっと考え事をね」
「本当に?」
「ええ、本当に。大丈夫だから」
   ◆
 史上初の独立した現象数式体と目されるリリィ・ザ・ストレンジャー。
 並びに、黒の王と接触を果たした黄金瞳の少女メアリ・クラリッサ・クリスティ。
 秘密結社《西インド会社》の少女2名(もしくは1柱と1名)に対する考察と記録。
 西暦1908年。『紫影のソナーニル』『漆黒のシャルノス』を題材とした一篇。

 



●蒼天のセレナリア


『銀色の彼のさえずり』
本編後のエピソード。
飛空艇ウルメンシュの機関室(エンジンルーム)で整備や機関清掃にいそしむレヴィは、さぼろうとするシェラを注意する。
ところがシェラは「そんなにお掃除ばっかりすると嫌がるかもしれないよ」と奇妙な返答。
嫌がるって、一体《なに》が?
シェラは語る。それは確かに声で、言葉だった、と。
虹の鳥。バベッジ父さま。血脈。結社。回路。
何を言っているのか、ちんぷんかんぷんだったけれども?

『愛するひとの肖像』
本編後、セレナリア・ファンディスク後のエピソード。
ウルメンシュ一行や、大英帝国のタブロイド紙『DAILY MAIL』記者の綴る物語。
カダス北央帝国にて《廃公子の再来》事件および《廃公子の帰還》事件として報道される一連の北方皇帝血族アステア家公子の足跡と、
東部辺境貴族令嬢コーネリア・イル・リクール妃との成婚について。
同時に、北央帝国の趨勢について。
来るべき臣民の明日について。
スチームパンク世界における最新のウルメンシュ一行の《今》を切り取る一篇。

 ◆

●赫炎のインガノック

『ザントゥの深緑』
本編前、および本編第4章直後のエピソード。
インガノック歴8年、季節不明。
第12層“音楽通り”のライブハウスにて、荒事屋アティは巡回医師ギーのただならぬ様子に首を傾げる。
こんな風におかしな様子で迫るギーなんて、おかしい。前に一度か二度くらいしか……。
その時、異形都市の影では密かにある計画が進行していた。
──クリッター・サウンドブラスト、そして、謎の《緑の石》を巡る一連の物語。

『翼、羽ばたかせる日』
第6層市民子女であるある種“恵まれた”少年、ミース。
機関酒場でドラッグはどうかセックスはどうかと言い寄ってくる若いウェイトレスをあしらいながら、彼は今日も思案する。
意中のあの子、キーアに想いを伝えるには、どうしたらいいものだろう?
赤き王、かつて死したはずのクリッター・ドラゴンが登場する一篇。

『彼女の看護日記』
ギーのアパルトメントに訪れた少女、キーア。
彼女は今日もひそかに日記をつける。
看護日記。
きょうは珍しく急患が運ばれてきた。
患者は、都市の郵便屋さん。都市下層の子供たちみんなの人気者、ふかふかうさぎのJ・J・ジョーンズさん──
本編第6章後のエピソード。

『手、いつかあなたの頬に』
過去。かつて《復活》の混乱期を生き抜いて、伝説を幾つも作った荒事屋の女がいた。
名前はウーナ。ウーナ・ザ・モノクローム。白黒凶手(モノクロームハンド)。
かつて、仔猫を黒猫に育て上げた女──
現在。疲弊したギーを迎えたのは、黒猫と、少女と、機械人形だった。
少女は語る。「家族みたい」と。
その時、彼は何と応えたか──
明日。アティ・クストスは、石の森と呼ばれた場所を訪れる──
エピソード『ザントゥの深緑』から繋がる物語。過去から《今》までを連ねて綴る。

 ◆

●漆黒のシャルノス

『アーシェの月曜日、もしくは、ハワード・フィリップスの憂鬱』
月曜日はどんな日だろう。
学業や仕事が再開する、気分の重い日? 神さまが世界を作りはじめた日?
少なくともアーシェリカ・ダレスにとっては、楽しい日。
大好きなメアリやシャーリィと会えるし、大好きな数学の勉強もできるし。
けれど、その日は少し変わった月曜日で……。
本編前のエピソード。月曜日、それは、はじまりの日。

『彼女のビスケット』
本編後、Webノベル後のエピソード。
メアリが作ったビスケットにまつわるふたつの物語を綴る。
まずは、たくさん焼きすぎたビスケット。英語ではクッキー。米語ではビスケット。
無駄にはできない。なんとかしないと。
幼馴染みのザックやハインツ・へーガー氏は快く受け取ってくれた。
けれどもやはり「彼」はといえば、いつもの通りで──

『兎のいる庭』
本編後のエピソード。
コーンウォールの屋敷にて、ヴァイオラ・バスカヴィルは見慣れた風景庭園を窓越しに見つめながら回顧する。
かつての日。
かつての時。
デニーが傍らにいた、あの日々を。

『仔猫の紅茶』
本編前、本編中、本編後(Webノベル後)、三つの時間軸で綴られるエピソード。
過去。友人たちとのアフタヌーン・ティーの最中、メアリは幸運にもニューヨーク・チーズケーキを口にする機会を得る。
数年前に300万市民が消えた、重機関都市NY。その名を有するケーキを前に、メアリは、何かを思う──
現在。深夜に「彼」から呼び出されたメアリは、まさかのものを目にする。そして、まさかの命令を「彼」から下される。
拒否は、してみるものの。してみる、ものの。
明日。カダス北央帝国首都にて、メアリは機関人間セバスとふたりきりだった。
セバス。あのひととよく似た気配を持つ、黒い少女──

『鋼の都』※FC特典シナリオ※
本編後、Webノベル直前のエピソード。
療養するシャーリィを見舞うため、カダス北央帝国首都を訪れたメアリとアーシェ。
シャーリィに案内されて、ふたりは見慣れぬカダスの都市の姿を見て回る。
今では信仰されることもない、古代カダス文明で奉じられた神々の彫像。
システム・ウォレスと呼ばれる情報通信網が完備された大図書館、等々──
※本シナリオはFCサイトよりダウンロードしてお楽しみいただけます。コミケ会場、店頭でお買い求めの方でも会員サイトへアクセスできればDL可能です!

 ◆

●白光のヴァルーシア

『それは、彼女たちの幕間』
本編直後のエピソード。
ある日、アナとカシムは「黄金の色の少女」を連れたアスルに出会う。
あまりの愛らしさに痺れたアナは、いいところ連れて行ってあげる、とあっという間に少女を連れて行ってしまう。
残されたカシムとアスルは苦笑いしつつ、男同士で会話を幾つか。
一方、連れて行かれてしまった少女──クセルは、アナとしばしの時間を過ごす。
楽しい時間。笑顔の時間。
あと、内に秘めたこと。憂い、ひとつ。

『それは、瞬きの物語』
本編後、Webノベル後のエピソード。
歌姫ルナは語り出す。誰にも見られるはずがない、誰にも語られるはずがない、星々の瞬きの狭間で紡がれる幾つかの物語を。
リザ。碩学協会こと《結社》の使者ツァラトゥストラと相対する、一幕。
ミミル。旅するさなかに出会った不思議な少女、ヤーロとの一幕。
ヒルド。北央帝国首都《皇帝城》での一幕。
そして、黄金王は嗤う。何もかもを。

『初恋の肖像』
本編後のエピソード。
アデプト・ザール・アタルは施療院のベッドの上で、ひとり、想う。
果たして自分にとってあの双子は何であったのか。
否、何であるのかを──

 ◆

●紫影のソナーニル

『お茶の時間を幾つか』
本編第2章と第3章の狭間で綴られるエピソード。
1902年。エリシア・ウェントワースは、ひとつのことを決めて、今夜の電信会話に挑んでいた。大好きな、アラン先生との会話に。
すこし冷えてきたこともあるし、今夜は、前に先生がしていたみたいに──
1907年、地下世界。リリィは不機嫌だった。
それもこれも、あの背の高い車掌の彼が何も説明してくれないから。
ブルックリンへ行ったはずなのに何も覚えてないのは、なぜ?
1907年、地上NY。記憶の混濁を感じながら、エリシアはブルックリン区を抜ける。
でも、もう遅いから今夜は休もう。
廃墟の影で、火を焚いて──

『幾つかの、冴えたやり方』
本編中のエピソード。
1902年。恋するエリシアは、見かねたヴィヴィからひとつの方策を教えられる。
曰く、色仕掛けはどうか、と。
1907年。リリィはマオから「猫のやりかた」を教わる。男を参らせる方法。
ふむふむ、それは興味深い。
よし、それでAをぎゃふんと言わせてみよう!

『ソナーニル爆外伝』
本編後、Webノベル(ノベルブック)後のエピソード?
1907年か1908年か。
突然、一輌だけの地下鉄が止まってしまう。
しかも、空を走っていたはずなのに地下隧道の真ん中で。
不審に思うリリィに、謎の声が届く。
「呼んだかい」
「だれ!?」

 ◆

●特別付録

『スチームパンク・シリーズ次回作 先行ティザー・ムービー』
(再生時間約6分)


【発売予定日】2012年8月24日(コミックマーケット82西4階企業ブース944「Liar-soft」にて先行販売)
【形態】DVDトールケース
【レーティング】一般作品(15歳以上推奨)
【動作環境】日本語版WINDOWSXP以降対応/DVD-ROM
※Pentium3-1GHz以上のCPU、1GB以上のメモリ、3.0GB以上のHDD空き容量推奨。
※本製品は単独稼働いたしますので、本製品の動作のために元作品がインストールされている必要はありません。
【価格】3,500円